最近、とてもすき焼きが食べたかった。小鉢に生卵を大胆にも2つ入れて一応黒毛和牛と記載された割合に高い肉をジャブジャブくぐらせてガッツリ食べるのである。そこでいくつか初めて分かったことがあった。まず食べる人数であるがおとなの家族4人がベストである。2人では量が多すぎる。できればあのノーマルサイズのすき焼き鍋で食べたい。会話にもこだわります。すき焼きでの会話の内容は中身のない軽いものに限る。受験や就職といった人生を左右する様な話題はダメだ。メインはすき焼きを食べる事なのでブレてはいけない。で私は今まで糸コンがこんなにも控えめで謙虚だとは知らなかった。まず、箸でつまむと少ししかとれない。だが、しっかり味は染みこんでいる。決して肉の邪魔をしないのである。ネギや豆腐もしかりである。(ただし小さく切って下さいネ。)久しぶりに味わう肉の捨て石となり、もう自分はどうなってもかまいませんと訴えかけてくるのである。ビール(モルツ)を飲んだ後は白いご飯が待っている。大きく両手を開いて私たちを待っていてくれるのである。ここでうまい漬物はとても重要である。最後が一番肝心だ。『アーよかった。明日また元気に頑張って仕事をしよう。』と強い決意が湧いてくるにはこの最後のごはん一膳がなにより重要である。漬物にはたっぷりの味の素と血圧が30mmhgぐらいは上がりそうなぐらいの醤油をかけます。月に一度はありがたみがない。3か月に一回ぐらいかな?。あそうそう食べ始めるのは夜の8時までである。9時半にはあとかたずけも終わりたい。何か異論があればどーぞおっしゃって下さい。
谷 憲一郎(院 長) 2014年1月21日