今更ですが、松本清張にハマってしまいました。砂の器や点と線は有名ですね。時代背景が自分が小学生だった昭和30年代で、何となく懐かしくぼーつと覚えがあります。あまねく貧乏で全てが競争で個人の個性や権利は重要ではありませんでした。思えば小中学校ではパワハラ、セクハラなど当たり前でした。中学校は50人クラスで1学年12クラスまでありました。何でもありの無茶苦茶ですね。作品では登場人物がどこにでもいる普通の人で現実味があります。文庫本ですが、悲しいかな字体がやや大きいのも惹きつけられた一因です。「共犯者」は一気に読みました。ありそうな話ばかりで特に「潜在光景」は最後の一行までドキドキしました。今夜も読むぞ!
獣医師日誌 2021年4月17日