当院では貧血で苦しんでいるB型の猫ちゃんを治療しています。猫の血液型にはAとB、AB型の3種類があります。日本では、はっきりした統計はありませんが、Aが圧倒的に多くBとABはほとんどいないようです。よしそれなら捜してみようと患者様に声をかけて雑種、純血種を7頭集めて調べてみました。残念ながら結果は前述したとおりで全員A型でした。治療中の玉五郎君は貧血が進み若い赤血球が増えてきません。血小板も少ない状態が続いています。何とか輸血処置をすることなく、改善してくれないかと色々試しています。写真は昨日の採血時に暴れた猫に掻かれた私の左前肢です。久々にやられました。
谷 憲一郎(院 長) 2014年10月25日