2年に1回ですが、この時期に福岡から顕微鏡の点検に業者の方が来てくれます。顕微鏡を全部バラバラにして、自家製の竹でできたピンセットに非常に柔らかい紙を巻きつけエーテルを染みこませてレンズを拭いていきます。その手際が素晴らしい。沖縄から横浜まで全国の動物病院を回っておられますので色々な話が聞けます。1台の整備に2時間ぐらいかかりますが、作業のあいだじゅう話は続きます。話は尽きません。まあ昔見た紙芝居の世界かな。1時間を過ぎたころにはドンドン話は佳境に入り顕微鏡の点検よりそちらの方がメインのような感じになってます。2台目の点検が始まるころはさすがに私もお腹一杯で聞き疲れて(?)獣医本来の仕事がしたくなってきます。今回、メーリングリストでこの方を仲間に紹介したのですが残念ながら誰も希望者はいませんでした。腕は確かです。もう70歳は超えてます。山口さん2年後も何卒よろしく頼みます。
谷 憲一郎(院 長) 2014年6月26日