今日、数年ぶりにフィラリアの摘出手術がありました。十数年前は毎週のようにありましたが、最近は予防が徹底したためかありません。左の首の静脈から長い鉗子を入れていくのですが、途中で1回手ごたえがありそこから斜め下(尾の付け根に)に落とし込むように進めます。右心房に入ったら鉗子を開き虫をつかむのですが、ごそっとはさんだ感触が、何ともいいものでスガスガしい達成感があります。以前はここで聴診し心雑音が改善したのを確かめていたのですが、今はエコーで見ています。でも僕はなぜかエコーで見た後に聴診器で聞いてしまいます。で、きれいに心雑音が消えているのを確認した後、『今日はいい一日だった。今晩はモルツでも飲もうかな。』とスタッフには判らないようフフフと笑うのでした。
谷 憲一郎(院 長) 2012年6月6日