ワンちゃんが落ち着いて休んでいるときもしくは熟睡しているときに胸の動きを確認してください。息を吸って吐いての1セットを呼吸1回と数えます。おなかの動きで見ると分かりやすいです。非常に多い犬の心臓病の僧帽弁閉鎖不全症が進行し、肺に水がたまると呼吸数が増えてくることがわかっています。この40回という数字が大変重要です。少しでも超えるようであればなるべく早く獣医師に相談しましょう。写真はメーカーが作ったタイマーです。20秒で設定されています。3倍して1分間の呼吸数に換算するようになっています。呼吸数の変化はうっ血性心不全を感度92% 特異度94%で発見できるとの報告に基づいています。
獣医師日誌 2021年9月21日